北海道、1日目。
 鎌倉といいつつ、今日は横浜だ。

 チェックアウト時間にホテルを出て、鶴岡八幡宮にお参り。昨日もすれ違ったけれど、結婚式が数組。天気もよいしね。
 そのあとは関内に移動して、カレーミュージアムへ。なんか最近よく来ている気がするのだけど。お試しサイズを食べて移動。中華街で豚まんを食べるのだ。
 休日ということもあって、目当ての店は結構並んでいた。でもここのは小さいけれど美味しいんだよな。
 足ツボに予約をいれてから、ぷらぷらと。いつもよる店にいってブラウスをお買い上げ(したのは実は足ツボ終わってから)
 昨日歩き回っていたせいで「足がはっている」といわれる。まぁ、そうだろうな。それとは別に「膵臓が悪い」といわれた。……それはどうしたらいいんだ?
 そしてまた別の豚まんを買って山下公園に移動。ベンチでマンゴープリンと一緒に食べつつ。
 ちょっと身体が冷えたので珈琲を飲みにホテルの喫茶に。微妙。
 最後は小籠包の店に。……だから食べ過ぎだから!
 友人を新幹線駅まで送り、最後の甘味……ってまだ食べたのか!

 友人と旅行のためだけに旅行したのは久しぶり。めったに会えない彼女なので、丸2日も一緒にいて大丈夫かしら、と思ったけれどなんとかなるものなんだなぁ。
 いつもはばたばたと1時間くらいしか会えないからね。
 帰宅して足をみたら、あざがいくつも。もまれすぎだから。
 昼に待ち合わせをしているので、それに合わせて起床、移動。友人のほうがかなり先についてしまっていた模様。
 ホテルに荷物をあずけてまずはお昼。
 うに丼が名物の店にいったのだけど、最初誰もいなくて少し戸惑う。あとから客がきたのでいいのだけど。
 ウニとその他が入ったスタミナ丼を食べるも、途中で気持ち悪くなる。しまった、マグロが赤身じゃなかったか。ま、軽かったので大丈夫だけど。
 腹ごなしがてら、銭洗弁天へ。鎌倉はよくくるけど、いったことないんだよね。地図を持っていたのに見る必要ないくらい案内がたくさんある。
 無事にお参りをすませ、ひいてみたおみくじが大吉だったり。そういやぁ、金毘羅でひいたのも大吉だったな。今年はそういう年なんだろうか。
 帰り道は葛きりの店。……うん、歌舞伎座で食べるもののほうが美味しかったよ。あと抹茶がぬるかったのがなぁ。もう少し熱いのが私は好みだ。
 そのまま大仏まで歩いていく。これまた案内に従っていくと地図がいらないくらい。大仏の内部は、日に暖められて暖かかった。これ、夏場はつらいんじゃないかな。
 そのまま下っていき、江ノ電で江ノ島まで。この時点でかなり暗くなっていたのだけど。江ノ島弁天にお参りしたあと、せっかくだから島内一周するかとぷらぷら歩いていたら、どうやら突端の稚児が渕までいってしまった。あれ〜? 一周できそうな道は暗すぎて通れなかったのか。
 きた道をとぼとぼと戻って、シラス丼を求めてうろうろと。値段と他のものがよさそうなところに入る。しかし、生シラスがなかったなぁ。
 他にもシラス屋があったので今度きた時に食べにいこう。
 帰りに珈琲でも飲もうと思ったのだが、江ノ島の夜は早くことごとく閉店。鎌倉まで戻ってきてようやく喫茶店に入れる。
 お茶をしてから、ホテルに戻り今度は酒盛り。
 ……いや、食べ過ぎだから。
 私は持ってきていたパソコンでせっせと作業。これやっておかないと終わらないからなぁ。
 朝起きて電話をいじってみたら、なにやらメールができる。おかしい。またいつ壊れるかわからないから慎重に。

 早くから移動開始。大阪について荷物をロッカーにいれてから、朝食。お昼ご飯はおにぎりを買ってみた。
 それでもまだ幕があくまでに時間があるので喫茶店で珈琲飲んだり。
 歌舞伎を見終わったあとは、たこ焼きでも食べるかと本で見た店までぶらぶらと。関西のたこ焼きってふにゃふにゃしてるよね。でも、1個あたり35円は安いよなぁ。
 土産のチーズケーキも買い込んで(これが結構かさばる)、駅まで戻りお好み焼きを。関西風のは久しぶりに食べたかも。
 もう少し土産を買い込んでいざ、電車へ。これまたのぞみで帰ってくるのだった。
 朝は早くおきて朝食。祖父母を家に送り届ける。
 草いきれとどこかで何かを燃やすにおい。ああ、田舎のにおいだなぁと思う。今はホタルもあまり見られないらしい。ホタルの幼虫(光る)を見せてもらったのが懐かしいな。

 そのあと駅までいって一路京都へ。今日は祇園祭の山鉾巡行を見るのだ。荷物をあずけてから、地下鉄で御池まで。地上に出るとちょうど、長鉾がやってきたところだった。しばらくそこで山を眺めたあと、交差点でまわしているのが見たくて移動。
 数台の鉾をまわすのを見る。なかなか大変そうだ。
 全部を見たわけではないけれど、だいたい1時間も見ただろうか。どんな鉾や山があるのかは知らずに見ていたのだけど。橋弁慶の山にはちょっと感動してみたり。

 お昼は「祇園祭弁当」を出していた店に。弁当だからすぐ出てくるかと思ったら、時間がかかる。注文受けてから作っていた模様。で、この店普段は夜しかやっていなくて、昼にやったのははじめての試みだったそうだ。やはり、祇園さんだからか。
 生麩の磯部巻を頼んでみる。予想したとおりの味だったけれど、こういう食べ方も面白いなぁ。
 ここまできたらと何度かいっている、茶の店によるも見たことがないくらい並んでいる。まぁ、すぐ入れたけどね。茶を頼むかとも思ったけれど、暑かったので氷。お薄氷といって、シロップになっていない抹茶をかけたものを頼む。味気ないほどのさっぱり具合。その分、最後に飲み干せるんだけれどね。

 荷物を引き取ってホテルへ。普通のツインがなくてデラックスツイン。最近、こんなのばっか。ベッドルームの横に応接室がついた感じ。
 二条城を見に行こうとするも拝観終了。近所の神苑を見てから、南禅寺のほうへ。瓢亭の朝粥を食べたかったのだけど、予約でいっぱいだったので店の場所だけでも見に行こうとしたところ。いつかは食べてみたいな、朝粥。

 そして夕飯。もうちょっと料亭ぽいところかと思ったが、わりと普通の店。
 最初の突き出しが、長刀鉾の形をした入れ物に入っている。期間限定の器らしい。宵山のときも出すのかな。中身は鱧。えっらい山葵がきいていた。げふんげふん。
 椀物は葛湯葉豆腐。ここにも鱧が入っていたと思うのは気のせいか。
 刺身があり、焼き物は稚鮎。頭からばりばり食べられるというが、ちょっと頭は固かったよ。刺身は、白身ばかりで一安心。赤身や脂ものだと具合悪くなるので。
 途中で出てきたお寿司も焼き鱧のものと、ちまきに鯛をつけたもの。ちまきには八坂神社のお守りを模したものがつけてある。
 八寸には、海と山のものが盛ってあったし。ほおずきの皮?につめた鱧の子が珍味。カモロースト、エダマメ、胡瓜、八幡巻など。
 煮物は冷製。小芋にあわせてか、すべてが丸く仕立ててある。味は当然薄味。
 揚げ物は茄子と穴子の揚げびたし。
 ご飯は梅干と炊いたもので、デザートは果物のあとに葛饅頭と抹茶。
 ……うーん、思い出してながら書き出してみたが、ちゃんと季節物だなぁ。(しかしメニュー表がほしかったところだ)

 ホテルに戻って、メールを送ろうとするもサーバーが見つからないのか全然とばない。おかしい。電話はかけられるのに。友人にきいてみるも、普通に動くというしやはり壊れたのかなぁ。明日も休みだし、修理できるかをきくのは火曜以降か。それまでにメールがたまってなければいいのだけど。そして修理よりも買い替えのほうが早いかもしれん。
 ぶつぶつ考えながらも今日もパソコン。このホテルにはモデムがなかったか。ちぇ。ビジネスホテルのようなものだからあると思ったのになぁ。
 今日はお昼出発。でも、いつもと同じ時間に起きてみたり。まぁ、旅支度まったくしていなかったし。
 それよりも、9月の一般売りチケがあったため。なんとなくもう1回みたい気がしたのでネット売りに挑戦。狙っていた日をゲット。もう1日とるかどうか迷ってやめてみる。

 今回はのぞみに乗ってゴー。早いなぁ。車中はずっと寝ていたけれど。
 この駅に降り立つのも数年ぶり? ずいぶんと変わったなぁと思っていたら、正月にきた父も戸惑っていたので、最近の変化らしい。
 レンタカーを借りて田舎まで。田舎に近づくにつれて、かわっていない風景が広がっていく。家の裏手のグランドには、公民館がたっていたけれど。
 外観はかわらず。中が冷房きいていたのは吃驚。前は、奥の部屋しかきいてなかったと思うのだけれど。従姉の子供がほやほや寝ていたりして。
 泊まり自体は、近所の宿舎を使うので一休みしたら出発である。玄関の風景やまわりの田圃を電話で撮ってみる。あー、ここらの景色はかわらないなぁ。
 そして電波が入らないこともね(苦笑)
 宿舎についてメールを飛ばそうにも、微妙な電波状態。5件送るのに10分以上かかったー。
 夕飯を食べて、祖父母と一緒に部屋に泊まる。祖父はさっさと寝てしまったけれど。祖母ともそんなには話さなかった。祖父母との時間のために、宿舎に泊まることになったと思ったのだが?
 大浴場に入りにいって。時間のせいか一人風呂。
 夜は日付が変わる前に寝ると寝つきが悪いので、しばらくパソコンをいじっていたり。モデムさえあれば、ネットできるのになぁ。
 朝食はバイキングで。荷物をホテルにあずけて出発。
 万博列車は座っていけたし。そして名古屋からやはり遠いのだな。リニモも思ったよりは並んでいなかったし。問題はついたあと。入場がすごい列。セキュリティをあんなに厳重にする必要あるのか? 手間取るわりには大してみていないし。
 すでに企業館はどこも数時間の列になっていたので諦めて、国際館めぐりに。
 アジア地区はやはり面白いなぁ。仏教や密教の世界が広がっていて満足。アジア系文化は好きだ。
 次はヨーロッパ地区を目指すもここはどこも並んでいる。イタリア館にだけは並んでみた。門外不出の像がきているらしい。ふーん。
 お昼を食べるのも大変なので、ピザパンのようなものを食し、北欧地区にいってちょろちょろと。そのあと、日本庭園を見てからオセアニア地区に。……ホントに企業館みないなぁ。
 オセアニアもすいているところが多かったので結構見た。やはりアジア系は……(以下略)
 この時点で夕方に入りかけたところ。最後にプラチナ茶室を見学して土産を買い込んで撤収することに。
 乗り継ぎもうまくいったので座って名古屋まで。夕飯は名古屋名物を探して本屋に。あたりをつけた居酒屋にいって、手羽先、どて煮、味噌串かつ、天むす、を食べる。
 新幹線までは時間があったのでホテルの喫茶店で時間をつぶしてみたり。
 ということで、名古屋の旅は終わり。
 なんだかんだで寝たが3時すぎ。だから、5時半には起きるんだってば。目覚ましさえかかれば起きられるんだけどね。

 支度をして新幹線の駅へ。品川を利用するのは初めてだなぁ。東京に出るよりは近くていいや。電車の中で仮眠をとりつつ名古屋入り。もうここ数年きていないから、ずいぶん綺麗になったなぁと。
 まずはホテルによって荷物をあずける。これのためにホテルは駅直結のを選んだのだ。なんか思っていたのよりも綺麗なのだけれど。
 名古屋城にでもいくかとタクシーを飛ばす。すでにこの時間でも相当暑い。
 名古屋といえば、喫茶店のモーニング。飲み物の値段でトーストなどがついてくるという。実証すべく、喫茶店を探すがなかなか見つからない。諦めかけたときに、モーニングをやっている店を見つけて入る。おおー、トーストにゆで卵にサラダがついてきたぞ。満足したので城に戻る。
 金のしゃちほこは修復中だそうで。レプリカの前で写真を撮ったり。城の中の映像ルームで休憩をとったり。
 城を出て駅に戻り、東海道の宿場街にいってみるも、暑さのあまり早々に引き返す。桶狭間にいってみたかったんだけどなぁ。
 で、昼ご飯にきしめんを食べようとするもどこも見つからない。仕方ないので水族館まで移動することにする。水族館のレストランで食べたあんかけスパはあまりに微妙すぎて無口になる代物だった。
 そう、名古屋水族館には皇帝ペンギンとアデリーペンギンがいるのだ。この2種は南極産なので、日本では二箇所でしか見ることができない。
 水族館自体は、イルカやシャチの大きなプールがあったり、海がめがわさわさいたり。海がめの仔が生まれたばかりで泳いでいたのだが、21日に孵化したらしい。すごい、ちゃんと満月の日に産まれるんだなぁ。
 目当てのペンギンを眺めるも、意外と小さい? 皇帝は一番大きい種類のはずなんだけれど。アデリーも見つつ、疲れたので映画の上映を見ていく。何故かカラハリのライオンの話。
 最後にイルカを堪能したあと、中心部まで戻ってくる。夕飯はひつまぶしなんだけれど、その前に買い物がしたかったので。

 そう、名古屋といえばBOZ直営店! 親を近くのファミレスに待機させて乗り込む。この店にくるために、シャツはROUROUにしてきたのだもの。そうじゃなきゃ、ふつーにTシャツを着てきたところ。
 ゴスフロアの一角にあるだけなのでそう広くないのだけれど、品揃えがすばらしい。取り寄せを頼んでいた品物がすべてそろっていたので、次々試着。
 しかもジャケットワンピースはサイズが大きめのがあったので当然それをお買い上げ。それから新作のチャイナ風カットソーも私にしては珍しく白を購入することに。
 あとは、直営店のみの取り扱いであるパーティドレスを見せてもらう。うーん、ベーシックなつくりだけど、好みではないかも。
 うきうきとショップカードを作ってもらって(次いつくるつおりなんだよ! 多分、10月かな。ははは)意気揚揚と引き上げる。

 親と合流して、ひつまぶしの店に。流石にかなり並んでいるけれど、まぁこんなものか。うなぎの扱い方自体は関西風なので、固いんだよね。混ぜ込むにはこのほうがいいのだろうけれど、やはり関東の蒸したほうが好きだなぁ。お茶漬けにするとあっさりしすぎるので、結局薬味状態で食べた。

 ホテルに戻り、部屋に案内されて吃驚。ツインの部屋がとれなかったのでダブルのシングルユースなんだが、これが最上階の角部屋。風呂場にも窓があって夜景が見える。すごい。
 まぁ、部屋自体は二人で使うことを考えたら狭いのだけれど、一人なら十分。浴衣のかわりにネグリジェが夜着としておいてあるし。
 一日のしめは、高層階のバーでカクテル。フローズンのを頼んだらそんなに酔わなかった。すごいなギャラクシー。星型の金粉が散っているよ。
 お風呂は湯船につかると夜景が見えないこと発覚。残念。
 朝ご飯を食べたら出発。まずは、朝市にいってみた。うーんそんなに面白いものはなかったかな。ぷらぷらと歩いて、ほとんど買わずに引き上げた。
 今日は空港まで帰らなければいけないので、急ぎ足。
 山間のお寺を見に行ったあと、近くに名水があるというので行ってみる。近いといってもかなり山道をいくのだけれど。
 あとは海岸線をひたすらくだっていき、景勝地めぐり。砂浜は少なく断崖が多かった。
 夕方くらいになってようやく、小松到着。うきうきしながら安宅関を見に行く。ここは跡地に神社があるのだけれど、社の中を簡単に説明してくれた。弁慶の像をとったり、3人の像をとったりでひきあげる。
 しかし、安宅関って本当に海際にあったのね。勧進帳だと松羽目なので背景がわからないのだけれど、ご贔屓勧進帳だと最後は海辺の風景になったものね。
 空港で最後のみやげ物を買って帰宅。
 今日は能登半島へと向かう。モーニングを食べてから高速へ。高速なのに、所々一車線になっている。
 それにしても日本海は綺麗だなぁ。海岸線を走っていると海水浴場がたくさんある。
 高速をおりたあとも、海岸沿いの名勝を次々と見ていく。さりげなく義経関係が多いのは、日本海沿いに逃げていたからか。
 ひたすら移動していったので、そんなに記憶はなく。
 宿は今日は老舗旅館(昨日はホテル)。まずはひとっぷろあびにいき、それから部屋での夕飯。海鮮はなにが出てくるかと思ったら、甘海老づくしだった。よし、これなら食べられる。追加で、能登牛のステーキを頼んだがこれも美味しかったなぁ。
 そのあと、駅前でやっているという郷土太鼓(御陣乗太鼓)の演奏を見に行く。なかなか勇壮な感じでよろしかったかと。
 戻ってきてもまだ早い時間なので、またもや原稿。しかし、この宿はPHSすら電波が入らないぞ……。
 そうそう、太鼓のDVDを買ってきてすぐさまPCでみたよ。役に立ったな、PC。
 さて、今日からまた旅行。ううーん、1ヶ月の間に3回目だ。そして3回目にして純粋な旅行だ(笑)
 空港で空弁を食べて飛行機に乗り込む。快調に飛ばし、小松空港へ。ここからはレンタカーを借りてまわるのだ。高速に乗る前に、安宅関の看板を見て心惹かれつつ。ここは最終日に寄る予定なので。
 金沢市内に入ってまずは、兼六園。これで三大名園を制覇したぞー。ちょうど新緑の季節でなかなか綺麗だった。八重桜もちらほらと残っていたり。
 綺麗だったのは、ここにしかない菊桜。300枚あまりの花弁が鞠のようにひとつの花を形成している。あとで読んだのだが、咲き始めは真紅で徐々に色が薄くなり、真っ白になってからぽとりと落ちるらしい。
 今はちょうど薄桜色。まだまだ咲いていそう。桜は好きじゃないけれど、これは綺麗だったなぁ。
 庭園内にある東屋(じゃなくてなんていうんだ、あれは)で抹茶をいただき、庭をながめる。
 そうこうしているうちにお昼になったので、海鮮丼が名物の店にいったのだが、うーんなんだかなぁ。あれであの値段なのが納得いかず。私は甘い酢飯が嫌いなのと生ものは食べられないことがあるので別のものを頼んだのだが。
 それから東茶屋街をぶらぶらして、忍者寺へ。
 正式名称を忘れたのだが(妙立寺)、ここは金沢城の出城的役割を持っており、内部が複雑なつくりをしているのだ。この中を説明をききながら案内してもらえる。じっくり時間をかけてまわってもらい、なかなか面白かった。
 確かに昔の明かりだとああ複雑なら敵もあざむけたに違いない。
 一度ホテルにチェックインして一休みしてから夕飯を食べに。金沢なのに何故か鉄板焼きの店へ。明日、海鮮を食べるからね。
 肉質は普通? ヒレはよかったけれどサーロインはちょっとかたかったかなぁ。まぁ、こんなものでしょ、という味だった。
 ホテルに帰ってネットにつなごうとするも、設定がおかしくなっていてつなげず。ちぇ。仕方ないのでせっせと原稿を打つだけで終わった。あんまり早く寝ると、眠り浅くなっちゃうからね。
 朝は予定通りの時間に起きて、朝風呂に。うん、アルコールは完全に抜けている。よかったよかった。
 朝ご飯をいただいてから、荷物をつめて旅館にあずけ、いざ本宮へ。今日は桜祭をちょうどやっていて、行列が出るというので。
 10時少し前に大門に行くも、影も形もない。きいてみると行列はとっくに上にあがっていったって。あわてて後を追う。
 旭宮あたりで追いついて、あー、桜御輿も見られて良かったねーといっていたら、そこでも本宮前で舞があるからいってきたら?といわれ、結局上まで。
 今日も785段か!
 途中行列を追い越し、なんとかたどり着いた本宮。まさか、2度もくるとは思わなかったよ。
 ただ、歌舞伎の時間があるので、行列が収まるのを見届けて舞は見ずに下りたけれど。
 なにしろ、金丸座までも結構な距離がある。
 ふーふーいいながら、小屋まで。

 歌舞伎の日記は、別項目で。

 終えて出てくると、すごい人出。よかった、昨日のウチに買い物をすませておいて。
 ここで2時過ぎ。一度、旅館に戻って足湯を使わせてもらい、今後の予定を相談。3時代の空港バスで帰るとちょっと早すぎるんだよね。空港にはなにもないし。
 ひとまず、もう1回、うどんを食べにいくことに。いや、さっきお弁当食べたばかりだから……。
 それでもつるつるはいっちゃうんだよねー。
 お店ではちょうど、昨年放送されたらしい金丸座特集をやっていて、花道の上にやはり中乗り用のレーンがあったことに気づく。
 さて、今度こそ思案。帰るか否か。……んが、実は旅館に行く道で、バスいっちゃってるのを見たんだよねー。あははー。
 ということで、今回3回目の石段のぼり!

 流石に本宮まではいかなかったけれど、途中の書院のふすま絵を見にのぼった。んー、400段くらいはあったんじゃないかな。流石に足がふらふらしてきたぞ。
 今日だけで、奥宮にのぼったのと同じくらいだもんなー。
 ふすま絵をぼへーっと眺めてから、こんぴらさんにおさらば。
 そういえば、雨降らなかったね。傘持ち歩いたのに。

 宿で荷物を受け取るまでにロビーの新聞を何気なく連れがみていたら、昨日の写真が載っていた! びっくり!
 先程のことをふまえて、早めにバスを待っていたのだけれど時間どおりにきた。ぬー。
 予定通りの時間に空港につき、そのままチェックインして中へ。ゲートがひとつしかなくて混んでいるのだもの。
 復路も順調で、空港について親の迎えで帰宅。やれやれ。
 結局寝た気がしなかったのだけれど。朝起きてしたくして出発。今日のつれも無事おきていたみたい。
 新しい空港を使いたかったので行きはANAで。外側は見たけれど、搭乗口はいったことないし。
 朝ご飯は地下の喫茶店で。朝からうっかりケーキを頼みそうになる。いけねいいけない。
 ゲートをくぐったあとの売店をぶらぶら冷やかしてから、搭乗口にいくとすでに最終搭乗案内。しまった! チケットにあるのは出発時刻だった! あやうく呼び出しかけられる前にすべりこみ。

 意外と近いんだよね、四国。フライト1時間ばかりで到着し、まずは出発ロビーへ。
 ……はい、ここにネット接続できるパソコンがあるのです。事前チェック済。今日は10時からチケ発売なのよー。一応、東京で友人にも待機してもらっているけれど、なんとか自力でゲット。
 そのあと琴平にいく空港バスにも滑り込みで飛び乗る。うーん、思っていた時間と違ったぞ(汗)

 琴平について、まずは宿に荷物置きに。なかなか綺麗そうなお宿。一番安い宿なんだけれど。足湯があるのがいい感じ。
 お昼を適当にみつくろったうどん屋でとる。讃岐うどん、こんなこしがなかったっけ……。うーん、昔食べたのは釜揚げだったせいかなぁ。がっかりしつつ、とうとう石段へ。
 最初の200段くらいは門前町なんだよね。大門につくのもまた大変。大門を入ると、境内で唯一営業を許された五人百姓という飴屋が並んでいる。(飴は帰りに買った)
 その先には満開の桜道。おおー、ちょうど見頃だなぁ。その先にももちろん石段。のぼりきってようやく300段すぎか?
 荒い息をついていると、おじさんが「時間ありますか」と。何事かと思ったら、新聞社の人で、桜の下に人がいる構図を撮りたいとのこと。承諾して、おじさんが桜に立てかけた脚立にのぼるのを見守る。……貴重な木が折れそうになってるんですが?
 なんか、旅先で取材受けるのも2度目だなーと。うーん、引き寄せてる?

 ほてほてと続きを上るがまだ先は見えてこない。しかも最後の石段が急な上に連続だし。ふもとから1時間ばかりかけて、ようやく本宮到着。うおー、785段―。
 犬みくじという、ものがあるのでひいてみる。犬の造形物のスカーフにお金をいれて、背中の穴からひく。そもそも、こんぴら狗といって、飼い主のかわりにこんぴら詣をした狗がモデルらしい。
 駄目な卦が出るのがイヤで普段はひかないのだけれど。つれと一緒に見事大吉。小さな犬のお守りが入っているのも可愛い。

 気分をよくして、奥宮までいくことに。うん、あと583段です……。一応、20分とあったけれど、上からおりてきた人に「頑張ってください」と謎な笑みをされる。
 途中の白峰神社は崇徳天皇を祀っているというのだけれど、崇徳天皇ってどんな人だっけ。ええと憤死して御霊となった方だよね。……おじゃるか! そうか、あの芝居であの役だ! 大層納得して上を目指す。
 結局30分以上かけて、到着。途中、崖崩れていたり、工事中だったり天気悪い時はきたくないよね。今日は暑いくらいなんだが。半そでTシャツで正解だ。
 奥宮からは流石に景色がいいなぁ。しばらくながめたのちに、記念にご朱印を書いていただく。ご朱印帳持ってないのだけれどいいや。

 そして下山。本宮まで戻り、本宮でしか買えないお守りを購入し、いざ下界へ。なんだかんだで、3時過ぎ。うわー、3時間もかけたのか。
 しょうゆソフトを食べてから、抹茶でも飲むかと茶房へ。奥の部屋は落書き部屋といて、半紙に書いた旅行者の落書きが部屋一面につるしてある不思議空間。
 ……それにしても抹茶椀を無造作にそのままおかれたのに吃驚。正面やらなにやら少しは気にしようよ。

 一休みしたので、金丸座を見学にいくことに。明日は雨の予報だし芝居前後は混んでるだろうからね。しかし、金丸座までも結構な道だった。げふー。
 ちょうど午後の部をやっているので、外は静かなもの。ゆっくりとみやげ物を選び、カレーうどんを見つけて狂喜乱舞(大袈裟)。これで土産は決まった(笑)
 小屋の前で写真を撮ってもらおうと、その場にいた人に頼んだら法被を貸してくれた。なんか、すごい観光気分(笑)
 とりあえず今日の予定は消化したので、帰り道に灸まんを購入して宿へ。

 チェックインすると、歌舞伎ツアーでの宿泊なので、今回出演俳優のサイン入り手ぬぐい(印刷だけれど)とお好きなミニのぼりをいただける。
 部屋はバス・トイレなしのシンプルな作り。目の前トイレだし、お風呂は同じフロアーだし、OK。
 早速風呂に入りにいく。うわー、温泉あつー。
 部屋で一休みしてから、夕飯へ。ご飯どころはあるけれど、ちゃんと個室になっているのだ。料理はまぁ、普通? 吃驚するほど美味ではないけれど、不味いわけではない。生魚が多いのはちょっとアレだったけれど(微妙にアレルギー)
 食休みをしたあとに、バーがあるのでいってみる。カクテル300円だし。旅館オリジナルカクテルを頼んだら、えっらい強くてげふり。2杯目はシャンディーガフにしてしまった。
 そうこうしていると、隣のカップルが結婚祝だということでスパークリングワインがあけられて、ご相伴に。……2時間あまりで3杯は普段飲みません。うわー、やばげな感じ。
 ここで、旅館のご主人がうちらが歌舞伎のツアーでとまりにくるのを知ると、またてぬふいをくれた(笑) はじめてもらうふりでありがたくいただく。
 で、なんとか部屋に戻り珍しくそのまま布団に撃沈。いや、酔っていると眠れないんですが。案の定1時間後ぐらいに目が覚めて、非常に頭が痛かった。やばー。
 トイレにいって水分とって、なんとか寝てみたけれど。明日大丈夫かなぁ。
 ということで、朝の4時過ぎにピックアップされて空港へ。なんか、他の飛行機はとんでいるっぽいんですが? 振り替えされたのは私だけっぽいし。
 荷物は結局機内持ち込みにすることにした。忙しくないからあずけてしまってもいいのだけれど。
 出国手続きもあまりもあっさりと終了。なんか荷物検査しただけなんですが、それでいいんですか?
 そして朝早いというのに空港内の土産物屋は元気にやっていた。こちらは荷物が多くてぐったりしていたので、ゲート前で仮眠。
 飛行機に乗るも、行きとは違う飛行機なんでサービスわる〜。食事の時以外に飲み物こないし。
 胃も痛いし機内食は食べないので、ずーっと寝て日本まで。
 久しぶりにバス移動で入国手続き。今回もさっさとくぐっていったので、飛行機到着から10分後には外に出ていた。荷物を持っていって正解。
 その10分後には電車に乗っていたし。隣に座った親父がずっと独り言を言いっぱなしでうるさかったが、なんとか寝られた。
 昼には自宅到着。風呂に入ってから、睡眠。
 波瀾万丈の旅行もこれでようやく終わり。
 朝はやはり胃が痛かったので寝ておく。それから、海辺に足下だけつかりに。なんとなく雨模様なんだが、大丈夫か?
 昼前に着替えてスタンバイ。今日は友人の結婚式だ。
 海の見える教会で、祭壇(はないけれど)の向こうは海と青空だ。
 しばらくすると、友人の旦那が入ってくる。正面で待機。そこへ、友人がお父様にエスコートされて入場。おおー、正しい結婚式だ。
 牧師の司会で式はすすみ、終わったあとは写真タイム。色々とられていたねぇ、友人。
 外に出てみんなで撮影。それから、ホテルに戻って、パーティ。総勢30人くらいなのでこじんまりと。日本でやるのは100人くらいだものね。
 なんとか胃が戻ってきたような気がするので食べるものの、やはり夜には痛くなる。ううーん。
 夜中に出発で、それまでの時間がもったいないので、やはりDFSへ。行きも帰りもお金かからないのだもの。
 流石にもう買うものはなかったので買わなかったけれどさ。
 戻ってきて荷造りして、新婦の訪問を受ける。新郎はダウンしているらしい。
 ここで、色々話をしているところに、電話。
「お客様の飛行機、14時間遅れです。待機しててください」
 なんですとーっ?! 初日に引き続き飛行機トラブル。グアム空港の電気系統のトラブルで、飛行機がきてないらしい。
 新婦はあわてて、新郎に報告。
 こちらは、あわてて日本の友人に報告(え?) 国際電話で、携帯に電話できるのねー。明日のライブ欠席するかもと(笑)伝え、写真を買っておいてくれるようにと伝言。
 ふう、やれやれ。
 そうしたら、電話が再びかかり「飛行機を振り替えたので、そちらで帰ってもらう。ピックアップは4時半だ」とのこと。あと2時間あまりあるので、寝ておくか。
 うん、最初よりは3時間遅いけれど、午前中には日本につければ大丈夫だ。
 やれやれ。
 朝から昨日のステーキが残っている気分。買っておいたサンドイッチもあまり食べる気にならず。
 迎えのバスに乗って、南部観光へ。まずは椰子の実実演。椰子をむいて、中のココナッツを取り出す。ココナッツジュースを飲み(相変わらず美味しくないな)、ココナッツ削りをする。ココナッツは削っただけなのに甘いのね。で、それを絞るとココナッツ汁ができるというわけ。
 その後、削ったココナッツをカラメルとからめて、ココナッツキャンディーを作ってお持ち帰り。へ〜、こうやって食べるとちょっと面白い。
 そこの裏にあった、小さい滝を観てから、あちこち海岸で景色のいいところをまわる。天気がよくてよかったなー。
 フルーツ園について、まずフルーツ食べ放題? 切ってあるフルーツをもくもく食べる。メロン、マンゴー、パイナップル、焼いたパンの実。
 いやー、昔からパンの実を食べるのが夢だったので、嬉しい。なんというか、さつまいもみたいな感じ? 年に1回しかとれないので冷凍しておくんだそうだ。
 あとはカラマンシーという、すだちとかシークワーサーに近いみかんをしぼって、シロップをいれてジュースにしたり。
 フルーツをある程度食べたあと、園内を車に乗って移動。成っている果物を眺めたり。
 戻ってきてお昼には、何故かうどんがあったり。美味しかったけれど。
 これで観光は終わり。最後はショッピングモールでおろされて、帰りのバス切符をもらう。
 ここで、気がつけばうろうろと2時間ばかり買い物。普通のモールなので、靴を買ってみたり土産のお菓子をバラで買ってみたり。ケンタッキーもあったので食べてみた。
 エステの時間があるので、それを見越してホテルに帰る。

 ちょっと楽しみにしていたエステ。結論、日本でやるほうがいい。この値段でそれだけかい? という感じ。
 私はボディトリートメントだったけれど、パックにばかり時間がかかった感じだった。うーん……。
 夜は、ホテルのバイキングへ。チャモロ料理が食べたいなと思っていたのだが、ちょうどバイキングのメニューがチャモロでよかった。
 豚の丸焼き、春巻きっぽいもの、お好み焼き状のもの。代表的なものは食べたのかな?
 ……そろそろ胃が限界に近い。
 明日は忙しいので、今日のうちに最後の買い物をしにDFSへ。大抵の土産は買ったのだけれど、父のは何にしようか。うーん。
 まずは自分の鞄を。向かいの店であったので、しばらく悩んでからえんじ色のものを。持って帰るのがちょっと大変そうだけれど。
 で、戻って親にはバーバリーのポロシャツで。
 ホテルに戻って寝るもやはり、胃が痛い。うーん。
 いつもどおり、3時くらいに寝たので睡眠時間、3時間もないくらい。それでも、目覚ましで起きられるからなー。ははは。
 父に途中駅まで送ってもらうも、電車の時間まで30分以上あって凍える。前の電車に乗り換えようと思ったら満席みたいだし。
 ようやくきた電車に乗って、もそもそと買ったパンを食べる。4個あるから少しとっておこうかなーとも思ったが結局全部食べてしまった。
 空港について、まずはカウンターで飛行機のチケットを受取り、チェックインまでに時間があったので両替をしておいた。グアム空港ではする時間なさそうだし。
 時間になったのでカウンターにいくも、手持ちのチケットではチェックインできないというので、カウンターの端に行く。ここでもなかなか手間取っていて、何があったのかなーと思っていると
「飛行機の変更しました?」
 ときかれる。確かに航空会社かえたけれど、それはツアーとる前にすでにかえてもらっていたはずだが?
 話をきいてみると、なぜだか私の席がキャンセルされているらしい。詳しくきいてみると、20日にされたという。5日前じゃん。
 ……ここで、第一空港から別の航空会社で行く友人に連絡をいれ、トラブルで今日中に合流できないかもしれない旨を伝える。
 その合間に、旅行会社が呼び出されて、飛行機会社となにやらやりとりやっている。
 んで、行きもそうだけど帰りもキャンセルされていて、ともに空席はないらしい。なんじゃ、そりゃ。
 行きは別に式に間に合えばいいからどーでもいいのだが、帰りは夕方までに帰国できないと困るんだよ!
 しばし、待たれよ、とのことなので椅子に座ってぼーっとしていると、第一の友人達がとうとう出発するという。親に飛行機変更の報告をしているところへ、旅行会社が戻ってきた。
 別の航空会社に振り替えて、それで乗っていってもらうとのこと。取り急ぎ、別のカウンターにいき、チケットを発券。責任者がカードをきってくれていたが、往復で9万以上していたぞー。
 帰りは最初、午後4時発といわれたのだが、とんでもない!と朝4時にしてもらった。ははは、これもとんでもないのだが。
 この時点で9時半。離陸は10時。空港職員に先導され、職員通用口から荷物チェックを行い、出国審査は割り込みさせてもらって搭乗口まで急いだ。
 いってみるとまだ搭乗中だったので、まずはトイレに。飛行機に乗ってみると、客室乗務員の向かいの席だった。はじめて座るよー。

 そんなこんなで、グアム入り。入国審査がえらいかかるときいていたので独り身なのをいいことに、がすがす人並みをこえて審査場へ。
 指紋を採って写真を撮ってだから、時間かかるんだよねー。それでもかなりのスピードで外に出てホテル行きのバスへ。ここで人が集まるまでまって、ようやくホテル。
 つくと、友人夫婦が出迎えてくれる。
「そっちのほうが早かったね〜」
 とのんきなことをいうので(通常どおりだったら、私の飛行機の方が1時間半遅かった)
「飛行機を変えてきた」
 と今までの経緯を話す。どうやら、初耳だったらしくびっくりしていた。
 とりあえず部屋に荷物をおいて着替えてロビーに戻り詳細を話しつつ、残りの人たちがくるのを待つ。
 今日中につかないかもしれない人が先にきていて、友人達は吃驚していた模様(笑)

 部屋に荷物をおいてから、DFSになるツアーカウンターまでいって明日のオプションや夕飯を手配をしにいく。
 オプションは半日観光で。夕飯は、私がうし肉を食べたかったのでステーキの店。ひじょーにこだわって、店を選んでみた(笑)
 その後、免税店を一通り回ってみて、お菓子類だけ少々買ってみる。一度ホテルに戻って迎えのタクシーを待つ。
 いった先は近所のホテル。前菜とサラダのついたステーキのコースで、肉の量も多くはない。デザートの甘ったるさには辟易したが。
 あー、アメリカ牛だなーという味だったけれどね。ちょっと獣くさいというか。でも柔らかくて美味だった。アンガス種らしい。
 ホテルに戻ってきてからは、明日の午後にいくエステの予約。
 部屋で一息ついてから、友人夫婦に部屋に襲撃にいって果物を食べてきた。
 
 こうして盛りだくさんの日は終わる。
 朝はやはり濃霧。
 この霧の中を、龍井を飲みに山の上にある塔へといく。湖が一望できたらしいが、見えやしない。
 昨日ここにくることもできたのだが、夕飯の前によってものんびりできないだろうし、今日は他の予定もないから、よってみたのだった。
 そして、お茶は相変わらず龍井だし、つまみがちょろちょろと出てきただけ。夜に飲みに行った茶館の方が面白かったぞ。

 時間になったので空港へ。チェックインカウンターがあく前についてしまった。
 さっさと中に入ったのだが外の土産のほうが充実していた。しまったなぁ。
 それでも、最後の土産をちょろちょろ買う。楼外楼の、トンポーローとか。
 帰りの飛行機で映画の続きを見て、機内食は相変わらずだったので、持ってきていたお菓子を食べて。
 日本についてホテルの連絡バスに乗ろうとしたら、グッドタイミングできたので、そのままホテルへ。
 あとは行きと同じく自家用車で帰宅。これで、夜の8時くらい。
 夕飯は寿司屋が混んでいたので、焼き肉屋で牛肉をたんまり食べた。だって、向こうではあまり牛は食べなかったのだもの。
 ということで、今年の旅行は終わり。
 朝起きたら、霧。かなりの濃霧。ううーん、今日あたりから天気が崩れるらしかったんだが。
 まずは、六和塔へ。ここから川が見えるらしいのだが、見えりゃしない。六和とは、東西南北天地のことらしい。
 そのまま丘をおりて、お寺へ。なんか、石山が有名。中に修行僧が寝泊まりしていた石床があったり。寺自体も極彩色の仏像があり。
 このあと、お茶村へといった。前日のうちに「茶と急須を買いたい」といっていたら、ガイドが調べておいてくれたらしい。ちなみに、コースには載っていなかったところ。
 なんて読むのかわからないのだけれど、とりあえず梅村。私が持っていた茶通人の本にも「龍井を買うなら産地を見て、梅村にしろ」と書いてあった村。
 村の中に、産業センター?のようなものがあり、ここに連れて行かれる。いや、観光客用の店なわけだが。ここは韓国人が多いそうで、バスできていた団体は全部それっぽかった。
 んが、日本語で説明できる人もいたくらいだから、日本人も結構くるのだろう。
 個室に案内され、その場で龍井の試飲と販売。特級は首都にいってしまうようでないらしい。とりあえず、一級を買う。
 500gくらいで、600元だから、安いよなー。日本だと、1級の春茶なら、100g2500円くらいはするだろう。
 困ったのは、その場で茶葉をつめてくれるんだが、茶缶にみしみし詰め込んでいるところ。茶葉折れるから。そんなに詰めてくれなくてもいいから。
 目当てのお茶を買い、ほくほくしながら今度は急須を見る。うん、流石に100元が20元になったりはしなさそう。ただ、紫砂と書いてあってもそれが本物かどうかはわからないのだけれど(苦笑)
 なるたけ、大きくなくてでもって、シンプルすぎないものを、ってので、梅の花の絵が描いてあり、とってと注ぎ口が枝の形になっているものにする。370元くらい。結構高い。
 日本できいていたアドバイスどおりに、水の出を確認させてもらい、悪くはなかったので購入。
 あとは、三角錐に入った茶餅が土産によさそうだったのでこれも12個ばかり買い込んだ。
 これで、この店は終了。

 昼は、湖のほとりにできたばかりの新区画にあるイタリアンへ。なんというか、ふつーにイタリアンだった。結構美味。
 メインは鶏肉を焼いたのを頼んだのが、胸と腿と両方出てきた。日本だと片方だけだよなー。
 案の定、デザートはチョコでがっかり。しかも、フォンダンショコラなんて絶対口にできない。げろー。

 午後は、西湖を遊覧。その前に、公演をぶらぶら散歩。放し飼いになっているクジャクがいたので写真を撮ったり。
 湖は、午後になって結構風が寒かった。団体さんと乗り合わせたので、風景の説明はあまりなく。特に面白いものもなかったしね。
 あ、昼前には霧はなくなっていた。この季節、午前中はこうらしい。
 遊覧から戻ってきて、湖の周囲をめぐる車に乗ってとろとろと。これまた、特に面白い風景があるわけでもなく、なんとなくすぎていく。
 そして、だいぶ早いが夕飯に。だって、まだ5時くらいなんだもの。
 有名所、楼外楼。ツアーでもくんでないと、予約がとれないさ。
 どさどさと出された料理の中には、乞食鳥とトンポーローはあった。でも、海老の龍井炒めはなかった。がっかり。

 今宵も茶館に出かけるぞ。昨日いったのとは別のところにいくぞ。ってなことで、ガイドブックに載っていた店にいってみる。……失敗。
 昨日の方がよほど、雰囲気がおしゃれでよかったかと。まぁ、これもありだろうということで、もそもそとおつまみをとりにいこう……したら、あれもこれももってこられて、取りに行くどころではない(苦笑)
 今日のお茶は、雲水、菊花プーアル、バラ緑茶、文山。昨日とはまた変えてみた。
 あえて、台湾茶である文山をいれてみたのは、私の経験からいって中国茶初心者には台湾青茶が受けがいいので。案の定、飲んだ奥様も気に入っていたもよう。
 私は菊花プーアルをがばがばのみ、親のために頼んだ雲水もぐびぐびのんだ。
 ま、そんなこんなで、最後の夜が更けていく。
 引き続き蘇州観光。
 朝はバイキングだったので、もそもそと少量を。やはりじゃがいもがいいなー。久しぶりにじゃがいもを食べたよ。
 今日は、上海のベニスとかいう同里にいくのだが、その前にいくつかよっていく。
 拙政園という庭は、風景が有名。夏場になると池がすべて睡蓮で埋め尽くされるそう。池の向こうには、借景で北寺の塔も見える。
 その後、刺繍の工場へ。刺繍をしている姿を見学し、おみやげ物をぶらぶらと。うーん、できのいいものは大きいし高いし、小さいのは貧弱なんだよね。
 結局ここでも買わず。
 昨日の絹布団の工場でも何も買わなかったしね。布団は豆に干さないのでいいものはいらないし、絹製品はデザインがいまいちだったので。

 で、同里に移動。ここは、運河で仕切られた観光街になっている。入るのに入場料がいるのだ。
 まずはお昼なので、昼食を。これも蘇州料理の一種なのかな。ぴり辛なのが多かった。
 ここでようやく、名物の豚の足の肉を煮たものを食す。路地の店にもいっぱい並んでいたからねー。
 あとは川魚を薄味で煮たものも名物だったかな。
 昼食のあとは、退思園。ここは誰かの屋敷だったところだと思う。切り絵のお土産が面白かったので購入。
 それから、ようやく小舟にのって運河の探索。今日は手こぎのボートで。
 なんつーか、ベニスってより倉敷?って感じ。いや、ベニスにいったことないから、倉敷の方が身近なんだが。
 ぐるぐると運河をまわっていると、鵜を載せた船があった。魚がとれるのかなぁ。(メモ帳には「運河 う」としか書いてなくて、一瞬何かと思った)
 あとは、金持ちの家とかいうのを2件ほど見てまわり、終わり。
 なんだかあっさりとすぎていくぞ。土産屋につれこまれないせいか。(絹屋とか刺繍屋とかは連れて行かれたが)

 高速を通って一路、杭州へ。いやー、こっちの運転は荒っぽいのでいつ事故るか結構ひやひや(爆)
 途中のパーキングエリアで、ちまきが有名だというので1個買って食してみた。もちもち。
 ひやひやしつつもようやっと、杭州到着。西湖のほとりのホテルにチェックイン。一休みしてから夕飯に出かけることに。
 今日の夕飯は四川料理。なぜ、杭州にきて四川なんだろうと思いつつも、もこもこと食べる。
 ……辛い。
 唐辛子の辛さは比較的平気なのだが、その私でも辛い。麻婆豆腐も、なんかの煮たのも、ともかく辛い。
 今までの食事だと最後にスイカが必ず出ていたので期待したが、出なかったので口直しもできないし。
 美味しいんだけれど、せめて、辛い料理はこの半分で残りは辛くない料理がよかったなぁ。

 ホテルに帰り着く前に夜の西湖ほとりを少しだけ散策。何も見えませんがな。
 そのあと、ホテルに帰らずに、帰り道に見かけた茶館に向かってずんずん歩く。途中でガイドさんには帰ってもらった。
 なんとなくよさそうと車の中で見ていたのだが、この茶館が当たりだった。
 名前は「青藤」。読み方はわからない。
 ガイドブックで見たとおり、1杯のお茶を頼むと(だいたい70元くらい)、食べ放題で茶菓子をとってこられるスタイルの店。時間制限なし。
 茶菓子といっても、ナッツ類から乾き物、お粥に簡単な料理と多種多様なものがずらりと並んでいて、ここで夕飯からお夜食までまかなえる。
 親と二人でいくつもりだったのが、同行のご夫婦もいらしたので、4人分、私が茶を頼んだ(笑)
 工芸茶をご主人が興味ありだったので、錦上添花を。あとはキーマン紅茶も気になっていたようなので、紅茶(キーマンじゃなかったかもしれない)。あとは私の趣味で、鉄観音(青茶)と白豪銀針(白茶)。
 あえて緑茶をはずしたのは、私は昨日飲んだのと、明日、龍井を飲みに行くはずだから。料理の時に出てくるのも大抵緑茶だったしね。
 ここでようやく果物を食べつつ、まったりと1時間ばかり。いやー、大変満足。
 ライチーも食べたのだけど、これが冷凍物ではない(と思う)ので非常に美味だった。ライチーって美味しいと思ったことないんだけれど、これなら楊貴妃が好んだのもわかるなぁ。
 ほてほてとホテルに帰って、満足しつつ就寝。
 

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