世紀末の詩。
2003年7月2日 確かおいてあるはず、と思った所に埃をかぶったままおいてあった。懐かしいなと思いつつ、一番気に入っていた話を読む。
「恋するコッペパン」。それを食べると恋に落ちてしまうというコッペパンを作っている職人は妻を亡くしてた。だが、その妻の遺体はずっと作業場の奥の冷蔵庫に生前のとおりに安置されており、パンを作るときに彼は妻の姿を見ながらつくり、彼の思いが宿ったパンを食べた人が恋に落ちるのだ。……って文章で書くと陳腐なんだけれど。
この回のテーマは、「愛する人が亡くなったとき、どうするか」であった。後追いをするのも、強く生きていくのも愛ではない。
愛とは、愛する人の死を受け入れないこと。受け入れたら、そこで崩壊する。……うわー、テーマを思い出しただけで涙が出てきた(今は仕事中。爆)
全編このように、色々な愛の形について書かれている話なのだ。野島伸二脚本は好きではないのだが、このドラマだけは違った。ノベライズ本を買うほどに好きだ(現在進行形)。
ドラマ自体もほぼ全話みたし。今でも、ノベライズを読むとそのときのドラマがよみがえる。
夜中すぎに思い出して読み始めたのだが、結局全部読んでしまい、途中で何度も大泣きした。
特に泣いたのは、崩壊してしまった家族のかわりに、クローンの家族を作って幸せを手に入れた男の話。不良になってしまっているけれど、本当に彼の息子である男の子が、クローンと自分を見分けてもらうために家に火を放つ。男は、先に本当の息子のほうを助けだし、それからクローン家族を助ける為に今一度、炎の中に飛び込んでいった。
命をかけた男の子のかけは勝ったのだ。
何故、父親に彼がわかったのか。それは炎の中で本物のほうは涙を流さなかったから。彼は昔父親に「男が泣いていいのは、生まれたときと愛する人が死んだとき、そして親が死んだときだけだ」と教わっていたのだ。助かった病院でそのことをいうと、男の子ははじめて涙を流す。
放送当時、評価の低かったドラマなんだけどね。ビデオももう絶版かなぁと思いつつ、見てみたいので探そうと思う。
「恋するコッペパン」。それを食べると恋に落ちてしまうというコッペパンを作っている職人は妻を亡くしてた。だが、その妻の遺体はずっと作業場の奥の冷蔵庫に生前のとおりに安置されており、パンを作るときに彼は妻の姿を見ながらつくり、彼の思いが宿ったパンを食べた人が恋に落ちるのだ。……って文章で書くと陳腐なんだけれど。
この回のテーマは、「愛する人が亡くなったとき、どうするか」であった。後追いをするのも、強く生きていくのも愛ではない。
愛とは、愛する人の死を受け入れないこと。受け入れたら、そこで崩壊する。……うわー、テーマを思い出しただけで涙が出てきた(今は仕事中。爆)
全編このように、色々な愛の形について書かれている話なのだ。野島伸二脚本は好きではないのだが、このドラマだけは違った。ノベライズ本を買うほどに好きだ(現在進行形)。
ドラマ自体もほぼ全話みたし。今でも、ノベライズを読むとそのときのドラマがよみがえる。
夜中すぎに思い出して読み始めたのだが、結局全部読んでしまい、途中で何度も大泣きした。
特に泣いたのは、崩壊してしまった家族のかわりに、クローンの家族を作って幸せを手に入れた男の話。不良になってしまっているけれど、本当に彼の息子である男の子が、クローンと自分を見分けてもらうために家に火を放つ。男は、先に本当の息子のほうを助けだし、それからクローン家族を助ける為に今一度、炎の中に飛び込んでいった。
命をかけた男の子のかけは勝ったのだ。
何故、父親に彼がわかったのか。それは炎の中で本物のほうは涙を流さなかったから。彼は昔父親に「男が泣いていいのは、生まれたときと愛する人が死んだとき、そして親が死んだときだけだ」と教わっていたのだ。助かった病院でそのことをいうと、男の子ははじめて涙を流す。
放送当時、評価の低かったドラマなんだけどね。ビデオももう絶版かなぁと思いつつ、見てみたいので探そうと思う。
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