相変わらず朝一番の飛行機に乗るのである。が、今日は休日なので親に空港まで送ってもらう。明日も帰り迎えにきてもらうのだ。
 行きの車での会話。
「福岡でしかやらない芝居なのか」
「東京でもやるよ」
「東京のを見ればいいじゃないか」
「東京のも見るよ」
「同じのを?」
「同じじゃないよ、違うよ」
 不毛な会話である。

 空港についてまずはチェックイン。行きはJASの誕生日割引でいく。カウンターで切符と免許証を出すと「おめでとうございます」といってもらえる。
 で、カード会社のラウンジにいこうとしたら、6時半からしかやっていない。なんてこったい。仕方ないので、ゲートの中に入り、端から端まで歩いて土産物をチェックする。しかし、この二年余でよく飛行機乗ってるよなぁ。
 福岡というか九州にいくのは初めてなのだが、いつもいくところと飛行経路が違っていて面白い。富士山の北側をとおるのね。
 途中まで、広島上空をとおるまで、ずっとおきていた。それから少し寝て、起きたら座席の前のところになにやらはさんである。マイレージとかの案内かと思ったら、誕生日カード。しかも手書き。芸が細かいぞ、JAS。思わず、降りる前に乗務員さんに「ありがとうございます」といってしまったよ。
 空港についてから、まずは空港内の土産物をチェック。……クマに早速ひっかかりそうになった。
 で、ようやく市内に向かう。ホテルによる予定だったのだが、かばんひとつできたので、友人には大牟田線まで出てきてもらう。
 太宰府にお参りにいくのだ。つか、ここの梅ヶ枝餅を食らうのが目的。
 神社では玉串の奉納をしていたり、剣舞をしていたり。帰りにちゃんと目当ての餅の焼きたてをくらう。
 これが食べたかったの〜。

 昼は市内で食べるつもりだったのだが、いこうと思っていた店がランチをやっていなくて馬鹿高いメニューしかなかったので断念。かわりに、博多料理と銘打ってあるところで、石焼鯛茶漬けを食べる。
 石焼きの入れ物に、鯛茶漬けがはいっているんだが。微妙に味が甘くてちょっと不満。もう少ししょっぱいほうが好きなんだが。
 そうして、芝居をみる。
 去年のものの再演なのだが、基本的に変わっていなかったと思う。細かい台詞回しとかは覚えていないからなんだけど。
 終わったあとに、文具屋でペンを買おうとしたところで梅の絵の書いてある葉書を見つける。……コレだ。「梅」を送ってやろうじゃないか。ふふん。(詳細は後述)

 その後、まずはホテルにチェックインしにいき、それから友人の電話を機種変更にいく。しかし何故に旅先でするんだ。いや私がたきつけたからだが。それの時間をつぶしつつ、またもや文具屋に戻り、どうしても気になったのでクマ購入。……だからなんで旅先で増えるんだよ、クマが……。
 友人の電話は、電話帳を自分で移すようにといわれ、メモリー移動機械(?)にとおすことに。なるほど、ああやって移動させるのかと勉強になった。あとは私と同じ機種なので、さくさくカスタマイズして使えるようにする。
 そうしてから中洲の屋台へいくことに。地図でみるとこの道を走るバスに乗ればいいはずということで、やってきたバスに飛び乗る。100円で2停留所くらいいくともう中洲。
 並んでいた屋台を一通り見てみて、なんとなく店の雰囲気が気に入ったところに入る。てか名前が気に入ったのだけれど。「司」っていうところ(わかる人だけにわかる)。女将さんが一人で料理している。手伝いは二人いるのだけどね。で、この女将、着物着てちゃきちゃきやっているんだよな。
 椅子を詰め合わせて二人分のスペースを作ってくれる。二人とも酒を飲まないので烏龍茶で乾杯。さがりのステーキとてんぷら、明太子の天ぷら、焼きナスなどを注文。できあがってくるまでの間に、梅の葉書に手紙をしたためる。
 そこで料理を食べたあとに、ラーメンでしめるために場所を移動。一人1杯は食べらそうにないので、ラーメンとおでんをやっているところにいき、一皿ずつ頼んで食べる。
 帰り道に酒を購入。ホテルで飲むのだ。帰りは歩いて帰ったのだが。途中、デザートと称してハーゲンダッツでアイスを食らう。

 泊まったのはレディースホテル。男子禁制の女の園。部屋に風呂もついてるのだが、下には大浴場がある。友人と入りに行く。頼めばエステもしてくれるらしい(別料金)。
 いい具合に風呂からあがり、フロント前をとおろうとすると、ある女性につかまる。ここのホテルを記事にするらしく、ロビーでくつろぐ客の写真がほしいという。特に用も無かったので友人と二人でモデルをすることに。顔ははっきり写さないっていってたし。
 そこで30分ほど拘束されてから部屋へ。たらたら酒を飲んでひとしきりしゃべってから、就寝。

 梅の話。
「これから梅ヶ枝餅食べてきます♪」
 そんなメールを送ったのが福岡についてから。大宰府についたところで電話を見てみると、レスが入っている。
「まぁまぁ、それでは産地直送でお願いします♪ 楽しい旅を!」
 そもそも梅ヶ枝餅は焼きたてが美味いはず。そして、これは送れるものなのか? 店できいてみればいいやと思いつつ、メールを返す。
「マジに送りましょうか? つか、日持ちするんでしょうか」
「ははは、冗談ですー」
 これ以上ないというほど即行でレスが帰ってきた。わかってるよ、冗談だってくらい、まったく。こっちも半分は冗談だ(つまり半分は本気だ)
 それでもなんとなく癪にさわったので、どうにかしてやろうと思っていたところに、梅の絵がついた葉書を見つけたというわけだ。
 ふふん、これを送ってやる。
 ちゃんと絵の横に「←うめ。」と書いておいた。(下の文面にも何かをいれたはずなのだが記憶の彼方である。むぅ)
 これで明日「梅、送りましたから」とメールを打てば完璧だ。ふふん。

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