美食な偏食家。

2002年8月5日
 金曜に何故か、社員のYさんが「スイカが食べたい」とつぶやいて、外に消えていった。そしてしばらくたって、その手には丸スイカがつるされていた。まぁ、冷やすってことで冷蔵庫にいれてそのままにしておいたのだけど。
 ついでにYさん、ヒャッキンで包丁にラップ、紙皿まで購入してきてる。
 で、月曜になってほどよく冷えているであろうことから、ご開帳(?)。んがしかし。当のYさんは会議で本社に出かけていたりして。
 パートさんがスイカを切り分け、配給される。
「あ、私嫌いなんでいいです」
「出た、好き嫌い。そんなんだから、太らないのよ」
 大きなお世話です。
 ともかく、スイカと和梨は嫌いなのだ。あの食感のざりざりしたところが。どっちも水っぽいし。さらに、スイカは種が面倒なのと、和梨は芯に近い部分がすっぱいのがイヤ。
 まわり中にスイカのにおいが充満している中、黙々とパソコンに向かうのだった。

 嫌いな物が多い。本当に食べられないものは限られているのだが。口に入れた途端に、吐き気をもよおすものは食べられない。体質に合わないということで。
 今までのところ、蕎麦、フォアグラのテリーヌ、大量のキャビア、で拒否反応を起こす。トリュフは平気だけど。フカヒレもね。
 料理として嫌いなのは片栗粉のとろみのついたもの、米酢を使った酢の物。ちなみに酢豚はあんな、甘酸っぱくてとろみがついているものってことで拒否。南蛮漬けも酸っぱい上に甘いので却下。
 そもそも酢飯が嫌いで家で手巻き寿司をするときは、普通のご飯で食べていたっけ。あ、混ぜ寿司は嫌い。……寿司屋の酢飯は平気になった。
 できればさけたいものは、ネギの輪切りと筒切り、シャンピニオン(生も缶詰も)、豆類全般(のぞく、大豆、空豆、インゲン、黒豆)、ほうれん草。。
 豆類は、甘いのがともかくダメ。金時豆なんてもってのほか。ついでにあんこも粒は嫌い。豆皮の感触がイヤなの。昔はこしあんすら食べられなかった。
 赤飯の豆は当然よけて食べるし。てかそもそも赤飯自体食べないし。
 そうそう、みそ汁のミソの部分が嫌いで、自分では作って飲まない。たまにインスタントのは飲むけれど。ミソ味のもの自体は嫌いじゃないんだけどね。
 ほうれん草はサラダ用の生のならOK。熱を通したが不可。これは味が嫌いというよりも矯正をやっていたころにやたらと器具にひっかかりまくったのでトラウマになっているといったほうがいい。
 だから、小松菜とか水菜なら食べるのだ。
 そういやぁ、タケノコも食感が嫌いで食べないな。

 あとは好悪というよりもこだわりの味を持っていたりする。
 今でこそどこの豆腐でもそれなりに食べているけれど、小さい頃は決まった豆腐屋の豆腐しか食べなかった。豆の味がしないとイヤなのだ。スーパーのは寒天のようでイヤだった。
 なにしろ今でも豆腐にはなにもつけずに豆腐だけで食べる人間である。豆腐そのものの味がよくなくては食べたくない。
 あとはウィンナーは、日進ハムのものじゃないと食べなかったとか。最近は、明治屋のしか食わないな。
 スーパーのは粗挽きが多くて嫌い。絹引きが好きなのだ。

 ざっとまぁ、こんな感じ。
 それでも昔は食べられなかったけれど、食べられるようになったものもあるし。ピーマンとか高野豆腐とか。
 ……こんだけ偏食してても、これだけ大きくなれるということで。食えない物は食える人がいたら食べてもらえばいいし。ねぇ?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索