鎌倉。(7/20)

2002年7月21日
 思い立って鎌倉にいく。いや、思い立ったのは前夜なんだが。なんとなく、遠出をしたくて。行き方とか、めぼしい店とかにあたりをつけておいた。
 しかし、起きたら2時すぎってどうだろう?(爆) まぁ、とりあえずは起きて行動開始。忘れないうちに9月の飛行機の切符も引き替えてくる。
 どうやら、今日は花火大会でもあるらしく、電車の中に浴衣が溢れている。それらをやりすごし、たらたらと鎌倉へ。
 最後に鎌倉にいったのはいつだ? 小学校のころ、遠足できたのは覚えているがひょっとしてそれが最後か? 中学ではきたことがないような……。
 まずは、大きな白玉が入っているあんみつを食べに繁華街から外れた方面へと手家手家歩く。ちょっとした住宅地の中にあるのだが、そこここにお屋敷があり「鎌倉の御前が済んでいるに違いない」と間違った感想を抱く。
 午後の傾いた陽射しは、直接当たらなければそれほど暑くなく。吹き渡る風が涼しくさえ感じられた。
 少し迷いながらたどり着いた店で、宇治白玉クリームあんみつを頼んだ。ここでひとつ問題。蜜豆と寒天とあんこが嫌いなのだ。ついでにみつも嫌いだったりする。……つーか、あんみつ頼むなよ、じゃあ。
 えっらい久し振りに食べたわけだが、あんまり美味いとも思わなかった。(だから頼むなよ) でっかい白玉が美味しかったけれど。
 その後、鶴岡八幡宮に向かう商店街をぶらぶら歩く。和菓子屋が多いなーと思ってみたり。途中の和紙屋で友禅シールを買う。本作る時に使うんだー。
 それから、石屋に入る。10年ほど前に自然石ブームがあったけれど、最近はだいぶ下火になっているなと思いつつ。久し振りに水晶でも買おうかと思ったのだが、先端がかけているのしかなくて、断念。そうじゃないと、すでに研磨されているものだったりするし。
 水晶は集めていたので、ちとうるさいのだ。こちらの感受性がさがっているせいもあるのだろうが、あまり力あるのもなかったし、レコードキーパーがついているのもなかった。
 ま、またそのうちどこかで水晶でも買うかな。
 かわりに買ったのは、人造キャッツアイの指輪。非常に珍しい。なにが、って私が指輪を買うこと自体が、である。
 手のひらと指のバランスのせいで細く見られるのだが、これでいて結構関節が太かったりする。そこを通る指輪というのは必然的に大きくなってしまい、根本でくるくるまわるのでいやなのだ。お気に入りのアクセ屋さんのリングブレスとか2連になっているやつは買ったりするのだけれど。
 今回も普通のリングというよりも、ビーズっぽい作りだったからふと買ってみた。色は水色。濃い色のほうを買うことが多い私にしてはこれまた珍しい。
 実はアクセサリーって、自分で選んだ物しかつけなかったり(苦笑)。いただきものもつけるのだけれど、やはり自分で選んだもののほうが使用頻度が高いなぁ。
 首に巻くものなら、なるべくチョーカータイプ。首にぴったりするもので。手首にまくものは、鎖型。リング型のは抜けやすいので不可(苦笑)
 ともかく、指輪を買ってその場ではめて神宮へ参拝。
 そういやぁ、ここって鎌倉なんだよなぁとか。……どこかに殿はいないかしら(真顔)。
 神宮内には「リスに餌をやらないでください」との看板がある。リス?と思っていると本当にリスがちょこちょこいたよ。大きさと色からいって、多分、台湾リスだな。帰化生物として野生化していると見た。
 蓮池は、花が咲くまであと少しといった感じ。ピンク色の大きなつぼみだけがちらほらと見えた。
 身隠し銀杏を懐かしくながめ、この横のどこかの段で実朝が死んだからそこを踏むと呪われるとかなんとか昔は噂になっていたなぁとか。
 本殿から市街地をのぞむとまっすぐと鳥居が並んでいるのが見える。ここから昔は海まで見えたのだろう。
 帰りも同じ商店街を通りつつ、気になっていた和菓子を購入。あとはめぼしいお菓子を探してみたり。……いや、次の土産にね……。
 そうやって駅までぷらぷら戻ってくると、電車が人身で止まっているという。なんてこったい。が、止まってからだいぶたっていたようで、それほど待たずに動き出した。やれやれ。
 帰宅したらばすでに夜の時間。1週間ぶりに顔を合わせる親から金をもらって、夕飯。今日は丑の日だからうなぎを食すのだ。
 目当ての店は、ぎりぎり打ち止め前にすべりこめた。それでも結局2時間ばかり待たされたけれど。ま、こういった季節行事は忘れないようにしておかないと。せっかく、四季のある国に住んでいるのだから。

 今日は海の日。この日は特別な日。というか、特別な思い出のある日。
 二年前と三年前のこの日、好きな人をおっかけてすごしたなぁ、と。……ちなみにその人のストリートが昨日あったのだけれど。ま、来週の月曜日にもあるらしいのでそれにいくか、って感じで。
 ずっとずっと、誰を好きになっても好きだった人なのだけど。いやまぁ、今でも嫌いではないし。きっと、今でも話をするということになったら緊張してしまうのだろうな。(いったいどれだけ話をしたり手紙を渡したりしてきたっちゅーねん)
 この人を好きな間は、恋なんてできないと思っていたんだけどなぁ(遠い目)。
 ……ま、クマを好きでいる間は他に好きにならないと思っていたらあっさりあの人にダイビングしたあたり、懲りてないということで(爆)

 私はこのように、結構、日付というものを覚えている。なんか自分的にあった日とかいうのは数年は覚えているかな。
 あとは人様の誕生日もまぁ、覚えている方。手帳にも書き付けてあるし。(人数を数えたら50人以上分書いてあった。ちょっと吃驚)
 心理学的にいっても、女の方がこういうことは覚えているらしい。……だから、誕生日や結婚記念日を忘れていて云々というよくある話がでてくるわけだ。
 これでいて、歴史の年号を覚えるのはとんとダメだったので。役に立たない能力である。

 鎌倉散策をしているときのこと。なんとかというケーキ屋がどこにあるかと尋ねられた。いや、地元民じゃないからさ。
 ……そりゃ、膝丈のスパッツにTシャツ、サンダルばきにすっぴんで歩いていたら地元民だと思うよなぁ(爆)。

 あれから1週間たったのだと思いつつ。
 誰かに話してすっきりするときもあるが、ただ一人でじっと考えたいこともあり。そうなるとふらりと一人でどこかにいきたくなる。それも、できればあまり普段いかないようなところ。知らない街をぶらぶらと歩いてみたくなる。できれば、海とか山にいきたいんだが、季節柄ちとつらいので。
 何も知らないところを、ぷらぷらとあたりの景色を眺めながら、本(ガイドブックとか)を片手に歩いていると、なーんにも考えなくてもいいような気になる。ついでに、気に入った喫茶店や茶房で、お茶や甘味をぼーっと食べながら。
 ……何も考えないとはいっても、いかに有効に時間を使うかでフル回転しているのだが。何時に店を出て、どれくらいどこをうろついて、帰りはどの電車に乗るとどれくらいで帰れるか、とか。
 全然ぼーっとしてないやん。
 ともかく、日常と違うことをしたくなるということで。
 そうした中で、ふと考える。この1年半、1日たりとて考えなかった日がなかったできごとを。
 なんでかしらないけれど、向こうはこちらとの関係を断ち切れないわけで。てことはつまり、選択権は私にあるということ。続けるも続けないも私次第なのだ。
 ……今更、向こうが愛想尽かしていきなりきってくることはないはずだし(多分)。
 このままなんとはなしに続いていってしまうんだろうなと思った。

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