ハンバーグ。

　メインはハンバーグではない。シャトーにむいたニンジンとジャガイモだ（爆）。
　好きではないので作らないのだが、今日は付け合わせようのニンジンのグラッセを作る。まずはニンジンを切って、久々にシャトーをする。
　シャトーというのは、細長いニンジンの面取りをすること。ちょいとしゃれたレストランとかの付け合わせで細長く出てくるあれである。
　学校を卒業して以来ほとんどやっていないなー、シャトー。しかも、ニンジン固いからやりづらいし。爪のびてるからなかなか押さえられないし。
　左手の親指と中指でニンジンを押さえ、右手にもったペティナイフをテニスのラケットを振るように、またはドアノブをあけるように手首を回転させて皮をむいていく。
　ナイフの刃を親指の腹でとめるから、学生時代大量にやっていたときは、ふやけた指の皮がよくきれていたっけ。
　ニンジンと格闘しつつ、なんとか思い通りの形にしあげて鍋に投入。水と砂糖とバターで煮ていく。
　その間に、今度はジャガイモ。これもわざわざメイクイーンを買ってきたのだ。それを同じようにシャトー。うん、こちらは柔らかいしなれているぞ。なんとなく、昔の勘を取り戻した気分になる。
　……んが。実技は苦手だったんだよなー。微妙に小器用だから、それ以上うまくならないのだ。座学は全て優以上だったが、実技は良だった気が。実技点さえよければ、もっと上位にいけただろうに。
　イモのほうはゆでて水を切っておく。明日、弁当にいれるまえにバターで焼くのだ。
　それからハンバーグ。爪の間に肉が入るのがいやなので、材料はビニル袋の上から混ぜる。
　今回はパン粉を買ってきた。家にもあるんだが、90年代前半のやつが（爆）。別に悪くなっていないけれど、風味が悪いからな。自分で食う分にはどうでもいいんだけど。
　特に特別なものをいれるわけではない、普通のハンバーグである。ソースも普通に、トンカツソースとケチャップを混ぜただけだし。
　そう、ケチャップも買ってきたのだ。あまりにも鮮やかな赤に吃驚する。家にあるのはデミグラソース色になったケチャップなので。コレも別に普通に食べられるのだが。……デルモンテとカゴメというメーカーの違いってわけじゃないだろうな、この色は。
　味見がてらっつーか、今日の夕飯なんで食ってみるが、まぁまぁの味。よし、これなら人に食わせても大丈夫だろう。
　そう、それからおにぎりの具として、かつお梅作成。梅干し丸ごといつもいれるのも芸がないかなと。
　……とりあえず。誤解されないように、さりげなーく好きな人がいることはいっておかないとなー。