おとめ。

　最近、本の購入率が増えた。ここ数年、職場が徒歩圏内になってしまい、日常的に電車に乗らなくなったので暇つぶし用の本を買うことが少なくなっていたのだ。
　それが最近は占いの本にはじまり、とうとうきりがなくなるからやめようと思っていた、お役立ち文庫系に手を出しつつある。
　ちなみに今読んでいるのは「女の誘い方187のマニュアル」……覚えてどうする。
　最近読んだ本「彼と彼女の科学的恋愛診断」「怖いくらいあたる血液型占い」「恋愛科学でゲット！恋愛戦必勝マニュアル」「かなりHな心理学」「ひとり、思いきり泣ける言葉」「25歳からの恋愛」……偏りすぎ。
　少し前に買った「アミュージングセックス講座」も読破。これは翻訳ものだったので、いまいちだったのだが。それなりに面白かったけれど。
　いかにセーファーセックスをするかということと、自信をもってセックスに望む方法とか、性病や性癖についての説明などが主。実技の指導もイラストつきであったけれど。
　どちらかというと、精神論の部分が大きかった気がする。
　
　で、女の誘い方マニュアルである。
　なんか読んでいて、私の方がよほど漢なんじゃ？と思ってみたり。ここに書いてある女性をくどく方法、かなりクマに対してやっているんだが（爆）
　絶対クマ、外見に似合わず乙女だからな、私より。
　お気に入りの香水があったり、夏場はむだ毛を脱色したり。……私はいたしません（いや、むだ毛処理はするけどね）　ゴミ箱をみつけると、ぽっけにいれていたゴミをそそくさ捨てにいくわ（そのうちまとめて捨てます）、トイレから出てくるときはハンカチで手を拭きながらでてくるわ（ハンカチなんざ夏場以外持ち歩かず）、鞄の中に身だしなみを整えるグッズが入っていそうなポーチがあったり（当然入ってるわけがない）。
　……乙女だよ、まさしく。
　ということは、私がここはひとつ男らしく、押しの一手でくどきたおすのか？　で、道を歩いていて、車がきたりしたら「危ないっ」といって引き寄せて抱きしめ……るには図体でかすぎです、クマ。流石は地上一の肉食獣、シロクマ。体長3mは伊達じゃない。
　断られても、次の手段を高じてみたり、クマのいったことは一言一句もらさず情報として収集したり……漢すぎや、オレ。
　……てかオレ×クマ?!（発想がボーイズ的でアウト。かけ算はやめなさい、かけ算は）
　――明日、久々に電話かけてみようかと思っているので、微妙にハイテンションな姫なのであった。