星を見に行こう。

2001年11月19日
 夜中に獅子座流星群を見に行く。
 テーマ曲は楠瀬誠志郎の「星の見えた夜」。
「星座の名前ひとつも 知らない僕に呆れた 忘れてたよ 急ぎすぎて空を見上げるのを」
 目覚ましで起きて、外に出て東の空を見上げる。途端に星がひとつ、ふたつ。24時間パークの明かりが強いというのに。
 そのまま東の空を見つつ、河原へ。初日の出を見に行ったことがあるから、あちらが東に開けているに違いない。
 河原について、空を見上げる頃には雲が広がっていた。それでも、明るい星がいくつか流れていくのが見える。
 ……願い事かなうかなぁ。
 とりあえず、乙女チックにぶつぶつ唱えてみる。
 結局、4時くらいまでずっと河原で寝っ転がって空を見ていた。流石に身体が冷えたのでほてほてと家路をたどる時、住宅地の真ん中で一度だけ、振り返った。
 その瞬間。
 切り取られて小さい空を右から左に、星が抜けていった。
 ――その星に託した願いだけは、なんとなく叶う気がした。

 どーせ寝ていやがるだろうと思いつつ。
 桃もこの空を見ていたらいいなと思った。一緒に見たい、とはそんなに思わなかったけれど。違う場所で同じものを見ていたらいいなと。そのほうが、なんとなく浪漫を感じる(笑)。
 昨日のふざけたメールを読んで、酔っぱらいメールなんだろうなとは思いつつ、これだけくだけたのを送ってくるということは、大丈夫なのかなぁと。
 やはり返事がこないとへこむわけで。しかも返事がきても、それが質問に対する回答だったりするとそういうのには律儀に返信するのを知っているから、あまりはしゃげない。
 大したことない、くだらないメールに返事をくれて、ようやく安心できる。私のこと、迷惑じゃないんだなぁって。
 これは恋なんだろうか、と考える。桃のことを考えるのは、日常と化してしまって新鮮味はなし(爆)。返事はよこさないだろうしね、ヤツ。そして相変わらず、桃と「つきあう」というのが想像できない私がいる。もう少し近くにいたら、違ったのかなぁ。
 したいことが、飯を食っておしゃべりをする、ってだけしかないし。一緒にいて楽しい……というより緊張するってほうが大きいし。
 今、日記を読み返していたのだけど。確かに、一時期の熱は冷めているのかなと。最近のは、レスがないー、返事がないー、くそむかつくー、しかいっていないし(苦笑)
 泣くこともしなくなった。流星を見ながら、桃のことを考えたら泣けるんじゃないかと思ったけれど、涙は出なかった。
 レスがきただけで嬉しくて「なにが『うふ♪』だよっ」と悪態をつきながらも、そんなメールを喜んでいる自分がいる。
 ワンマンで逢えるなら、きっちり誕生日プレゼントも回収しなければと思うし、さてどこに何を食べにいこうかとも考える。
 ……これくらいの好きさ加減のほうがいい。(どういう加減だよ) 今は、桃を好きということについてそんなにつらくない。
 このままの状態でいけると、つらくはないんだけどなぁ……。

 実は今日も今日とて、夢を見た。おきまりの電話の夢。
 朝起きると留守電が入っているのだ。「昨日は流星を見に行きました」っていう。夢の中だというのに、妙に桃の声がリアルだった。
 ……気がついたら、前に電話してからもう1ヶ月近くたつんだな。今月は特に用がないから電話しないだろうし。
 というか告白してから5ヶ月たったという事実に苦笑してみた。早いもんだな。

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