忘れていた。

　ここ数日、どうも母が夢に登場する。……しまった。広島に送り出して以来、呼び戻すの忘れていた。あいや〜、ゴメン。もう戻ってきてくれていいよ、母。あっちは大丈夫だと思うから。
　新年度になると、どうも毎年会いにくる。だいたい、色々話したり買い物したあとに「帰らなくちゃ」っていうので帰っていくのが常。今年のは、いたなぁ、と思うけれど話をしていない。そりゃ、向こうにいたらねぇ。今年もとりあえずは、娘は元気なので心配しないでください。
　ここ数日読んでいる、恋の心理テクニックの本。母親との関係がうまくいっていないと、女性として成熟できないそうで。身近な女性として母親を見本として、育つところがあるらしい。だから、母親を否定的に見ていると成長が阻害されるんだって。
　しかし、母親がどういう人間か覚えていない私にとって、見本にしようがない。つーか、愛された記憶ないしねぇ。いや、愛情はあったんだろうけれど、私が自覚する前にいなくなったので。というか、必要とされていなかったので（苦笑）。……まぁ、ここらへんに私の「他人から必要とされたい」コンプレックスがあるんだけどさ。自分が大事に思っている人から必要とされないのはつらいやね。
　最近ふと思うのは、顔以外は似ていないと思っていた母親と、どーやらやっていることが似ているんじゃないかということ。ずいぶんと多趣味な人だったけれど（パッチワーク、モラ、パン作り、ビーズ細工等）、オレもそれに負けてないんじゃないかって。
　自分のやりたいことは、絶対やる。……カエルの子はカエル。なまずの孫ではないらしい。てか、髪の毛をあげた顔が母親そっくりで吃驚してみた（最近、茶髪パーマなのであんまり似ていると思っていなかった）