13回忌。

2000年12月10日
 今日は法事。母がなくなってから丸12年たった。これからは、母がいた時間よりも、母がいない時間の方が長くなっていくのかと思うと、なにか複雑な気分。母の喪服を着ていった。それもまた複雑。
 流石に12の時になくなっているので、あまりこれといった記憶がない。というか、あんまり愛されていた記憶がないんだよね(苦笑)。いや、世間一般的には愛されていたのだろうけれど。特に愛を感じた思い出がないってことで。
 ……人間、何からその人のことを忘れていくかというと、まず声、だと思う。顔はね、写真を見れば思い出せるけれど、声ってそんなにとっておかないよね。時が経つにつれて一番風化していくのはその人の声なんだと思う。 
 あとは、まぁ、においとか感触とかも忘れやすいかもね。……と、感触は覚えているか。棺に入ってドライアイスで冷やされた感触を。あれが死後硬直でそして死人の冷たさなんだなぁと妙に感心したのを覚えている(って生きている人の記憶じゃないじゃん)。ふれているだけでこちらまで凍り付きそうなあの感触を忘れない。
 最近思うこと。あんまり記憶にないけれど、母に似てきたと思う(苦笑)。いや、姿形ではなく、性格が。えっらい社交的な人で役員とかをすすんでこなし、多趣味な人だった。……全然似てないじゃんとちょいと前まで思っていたが、オフ会しきったり色々な音楽をきいているオレは十分、あの人の子(苦笑)。血は争えないってことか。
 母のことについてはいろいろいいたいことはあるけど、今日はこのへんで。

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