さて、豪州最後の日。幸か不幸か、飛行機は夜発なので、ホテルピックアップが午後7時。ほぼまる1日またもや暇である。
 今日はカモノハシに会いにシドニー水族館まで。水族館入り口で、チケットのかわりに手の甲にシードラゴンのスタンプを押される。某水族館漫画をちびっと思い出す。
 目当てのカモノハシは入ってすぐのところにいた。しゃくしゃく泳いでいる。すごいスピードで。そして思ったよりも小さい。……あとは特に特質すべき動物はなし。またもやフェアリーペンギンがいたので写真にとってみる。それからTVで宣伝していた海中水族館にいくが……期待はずれ。だって、天井しか水槽ないんだもの。床までなきゃね。さめがのそのそ泳いでいたり、亀がふらふらしていたりした。で、そんな感じで水族館終了。思っていたよりも小さい。けれど、中のものがすべて、オーストラリア近海にいるものだけでしめされていたのが、潔くいい感じ。
 その後はいい具合に腹が減っていたので、中華をたべにチャイナタウンまで。うろうろとしていると点心を食べさせてくれる店を発見。とりあえず入ってみる。相当広い店内には、点心のワゴンがぐるぐるまわっていて、好きなものをそこからもらう。品物が歩いてくる廻転寿司のような感じ(ちなみに廻転寿司は「TRAIN SUSHI」と書かれていた。結構納得)。とりあえずラーメンを頼み、あとはワゴンからもらう。ためしにとってみた海老のあげたやつ。これが絶品だった! 殻までかりっとあがっていてばりばり食べられる。あとは蒸し蠣。それと謎なしゅうまい(これはいまいち)。もちろんデザートも忘れない。マンゴープリンを注文。今まで食べたマンゴープリンの中で文句無しの1番! ……ラーメンはちょっと量が多かった。――ともかく、東海酒家、EAST OCEANはオススメっす。
 昼食後はダーリングハーバーをまわるモノレールにのってみる。1周15分たらず。1周してみてから目当ての駅でおりる。そこから再びオリンピックショップにより足りなかったチョコを買い込む。マスコットグッズでこわかったもの。首だけ財布。生首にチャックがついて小銭入れになっている。……怖い。そうそう、中華街のお土産屋で一番可愛いぬいぐるみを見た。コアラリュック、背中に子コアラを背負っているのだ。しかもカンガルーリュック(しっぽが長くてぷりちー)にも子コアラ! コアラとカンガルーが手に手をとっているのも可愛いけれどね。
 閑話休題。再び、シティーの中心にきたのはとうとうバロックを買うことにしたのだ。しかも、例の高い店で(笑)。昨日のうちに予約(?)しておいたものを出してもらう。買い込む。ちゃんと、品質保証書ももらう。が、ここでひとつ注文をしてみる。本来は買った日付が入るのだが、明日の日付にできないかどうか交渉。なぜなら9月9日が誕生日だから(笑)。店員さんは快くOK。誕生日入りの保証書ををゲット。
 まだまだ集合時間までに時間がある。オーストラリア博物館にいってみる。この時期の博物館は、「古代からのメッセージ」ということで恐竜展をやっていた。……博物館のいいところは、英語がわからなくてもなんとなく意味が通じるところ。常設展もなかなか面白かった。骸骨展示では、ミスター・ホモサピエンス氏の書斎があり、愛犬や小鳥たちまでもが骸骨仕様。その上は鉱物展示室。豪取得さんのオパールが光っていた。そして私の大好きな鳥の剥製広場。そりゃもうべったりとカワセミにはりついてみる。可愛いのぉ。
 なかなか面白かったのだけど、いかんせん昨日から歩きっぱなしなので、途中の椅子でしょっちゅう休憩をとる。年の証拠。
 これでもまだ4時くらいにしかならない。タワーシティに再び戻り(その途中、パール屋の写真をこっそり撮る。記念だからな)、喫茶店でお茶をする。5時少し前だというのにもう店じまいの気配。それでもハンドメイドのアップルパイ、アイスクリーム添えを頼む。これまたえらい量。なにしろ紅茶の3倍の値段がするのだから(紅茶3$、パイ9$。1A$=70円)。それを平らげ、ホテルのほうまで戻ってくる。夕飯はまたもや、昨晩のオイスターバーへと向かう。今日は軽めに、生と焼いたのを半ダースずつ。
 そうこうしているうちにようやく時間になったので、ホテルに戻る。戻ってみて吃驚。空港においてある荷物チェッカーが設置してある。とうとうオリンピック仕様になったんだなぁと実感。なんでも、オリンピック委員会が使うとか。
 ホテルから空港へ。空港で最後のお買い物。……ようやく求めていたクリスチャンディオールのマニキュアを発見。ゲット。
 ちょっとほしかったもの。オーストラリアブランドのOROTONのバック。シンプルでよいのだ。値段も安いし。バック以外にも、服やら小物やらも扱っている。次にいったときには買うぞ。
 そんなこんなで帰りの飛行機。機内食を食べ終え、ふと窓の方を見ると綺麗な月が雲の上に出ている。太陽はよく見るけれど、月を見たのは初めて。しかも満月が近いかなり丸い月で明るい。それがぽっかりと雲海の上に浮かんでいるのだ。時間と雲の具合と向きが合わないと見られない一景に感動。
 それから睡眠時間となったのだが、最中にすごいことが……。(最終回へと続く)

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