書き忘れていたが、シドニーのホテルはいまいち。いや、悪くはないのだが、メルボルンに比べると部屋が狭い。でも床にスーツケースが3つへ広げて並べられるくらいなので狭くはないのだろう。使い捨てのスリッパがついているのが嬉しいところ。このホテルは五輪の要人が使うとかで、ロビーが万国旗で飾られている。流石にロビーやトイレは綺麗だった。
 朝はホテルのバイキング。お粥や米があった。それよりもキュウリのしば漬けがあったのが嬉しい。
 迎えのバスに乗ってブルーマウンテン国立公園へ。ブルーマウンテンは、1000?級の山々が連なっている地域だ。市内からは車で2時間ほど。山一面にユーカリが生えている。ユーカリから出る揮発成分の油が太陽の光にあたると青く光る、そこから山の名前がついた。珈琲豆とは関係ない。
 山へと向かう道は、五輪競技場の側をとおりまた、マラソンのコースにもなっている。五輪スタジアムは11万人がはいるらしい。
 ブルーマウンテンにいくまえに、フェザーデール動物公園へ。ここでは、コアラにさわって写真がとれる。……豪州の南地域ではコアラ抱き禁止令が出ているのだ。でも、背中にはさわってもいいという。客が来るとモデルコアラが所定位置につけられユーカリを食わされる。その間に客が写真をとるのだ(いい迷惑)。
 コアラエリアの側には羽根をきられた笑いカワセミが歩いている。大きさは手のひらくらいの大きさがある。そしてさわらせてくれる(ここ重要)。可愛いナァと想い、ふわふわの頭から背中をなでる(鳥フェチ)。ぬいぐるみと同じ声で鳴くのかは確認できず。と、視界の隅になにやらぶらさげたカワセミを発見。なにやらヒナのように見える。……子供をなくしたニホンザルはいつまでも死んだ子供を抱えているという……そんなことを思い出す。が、飼育係さんがそのヒナをむしりとっていく……そう、それはカワセミの餌だったのだ! カワセミは可愛い顔して肉食であった。そして笑い声は黄金バットだし。――惚れた。カワセミらぶ。
 他には檻に入った動物がちらほら。無防備に折りの側にいたフェアリーペンギンにさわってみる。なかなか柔らかい。カンガルーもいたけれど、餌は買わなければいかなかったのでやらない。
 ようやくブルーマウンテンへ。ここでは魔王からのがれるために魔女に岩にしてもらったのはいいものの、それをしった魔王が魔女を殺してしまい岩から人間に戻れなくなった3姉妹の岩を見る(そういう伝説なのだ)。岩を見るコースは2つ。トロッコとロープウェイ。このうちトロッコは世界1だという。なにがなのかを確かめるために乗り込んでみる。なにやら、座席が斜めになっている。そして頭上には柵?? 出発前と同時にかかった音楽がインディージョーンズのテーマ! がこんと揺れる列車。それが直後に垂直落下を始める。なんと傾斜度53度の世界1のトロッコ列車だったのだ。前から2番目に座っていて、死ぬかと思った。いや、一応平気な作りになっているんだけどね。下についたら看板に「荷物や子供を座席に置かないように。飛び出したり壊れたりします」と書いてあった。荷物と子供が同列かい。ロープウェイもこれまた怖い。下まで数十?。風がくると相当揺れる。昨日の強風の時はさぞや揺れたことだろう。
 別の展望台へといって近くでスリーシスターズを見る。ここにはアボリジニのおじさんが笛を吹いている。この笛はシロアリを使い中を空洞にしたもので、女性が吹くと不妊になるそうだ。
 その後、ルーラ村で観光かねた買い物。この村は本当にただの村で観光用ではないので、スーパーや不動さん屋が並んでいたりするのだ。ここで、ガイドさんおすすめの店で買い物をする。キーホルダーを全部で40個買ったら呆れられた(店の人に)。
 昼御飯は高原のホテルのバイキング。これがなかなか美味い。アーティショークのサラダとポテトグラタンが絶品。デザートのケーキもよし。つい食べ過ぎる。しまった。
 そしてこのホテルの土産でとうとう、邪悪な声の笑いカワセミのぬいぐるみを買ってしまう。だって可愛かったんですものっ(心の叫び)。可愛い顔して肉食で声が悪いなんて、なんてステキなのっ! もう笑いカワセミに惚れまくりっ。びば、笑いカワセミ!
 夜は夜景観光つきの、焼き肉屋へ。ノースシドニーへと向かう。日本資本の焼き肉屋。塩タン、牛さし、カルビ、それに焼きしゃぶしゃぶなるものがつく。この焼きしゃぶ、薄目の肉を軽くあぶって食べるもの。……まぁ、美味かったのだがいかんせん昼に食べ過ぎたのであまりはいらず。しまった。
 食事後、夜景を見に行く。ここでようやく南十字星を教えてもらった。どうも―+といった感じで横倒しになっていたので見つけづらかったらしい。でも思ったより大きかった。
 それから、再びカジノに挑戦。……多くは語るまい。30分ほどで200$すり、すごすごと退散。ビギナーズラックは本当にビギナーだけにくるのだ。
 そうそう、ホテルに帰ってきたら、ちゃんと双眼鏡が届いていた。一安心。

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